2013/09/11 Wed  23:59
あまちゃん考

いまさらですが、あまちゃん(笑)
あと15回で最終回を迎えようというところで、あくまでも個人的な感想として面白くなくなってしまったことに、われながら衝撃を受けております(/_;)

どこからかといえば震災から。
8月最後の放送を(次週の予告編を)見て、「あぁ、来週は危険だな」と思ったのでチャンネルをNHKに合わせるのを止めてみた。
なんといっても耳鳴りがまだ治まりきっていなくて、自己都合で切り上げた薬も二日で復活させた状態で、眩暈の導火線はくすぶり続けてる感じだったから、火種は避けたい(^_^;)

こんなにヤワだったか、自分!とか、気合だけで乗り切れるもんだったら苦労しない(~_~;) いや、別に苦労してる気はしないけど、突然の眩暈は不自由を強いられるから、できることなら勘弁してほしい。
というわけで、自分の身体を人並みに労われるようになったオトナのわたしが言う。

「あまちゃんは見ない方がいいと思うよ」


で、先週は見ないでやり過ごしたけど、風の噂でストーリーは耳に入る(^o^)
それほど人気あるのね、素晴らしいね(笑)

一週間見ないでいるうちにストーリー的には3ヶ月が過ぎて、ダイレクトにショッキングな映像は流れないだろうと思って、今週はじめからまた見始めて




冷めた。




当たり前のことだけど、あそこに流れる空気はフィクションでしかない。女子高生がアイドルに憧れて、町興しに一役買って、ウニ獲ってもドラマはドラマ。あるかもしれないけどそうそうないよね、でもいいじゃん、ドラマなんだし、のドラマ。

その中で取り上げられた震災の設定は、あるかもしれないけどそうそうないと思ってた現実。ドラマの中、と割り切って受け取るには、あまりにも酷で生々しい現実。
15分間のフィクションの世界に、ノンフィクションの記憶がちらつく状態で入り込めるほどわたしは鈍感じゃない。


岩手・福島・宮城の住人でも、実際に津波の浸水被害に遭った土地の人間とそれ以外の人間ではある程度の温度差があるんだから、他県であれば尚更。知人・友人がいる・いないでも、その距離感はさまざま。
朝ドラを視聴するすべての人がわたしと同じ感じ方をするわけじゃないことは分かっていて、でも何だか言わずにいられない。


2011年の7月、沿岸部で海に潜ったら、震災被害者のご遺体捜索の邪魔になるよ。海の底にはウニではなくて地域住民の粉々に打ち砕かれた生活の全てが、音もなく沈んでいたよ。
津波によって捻じ曲げられた線路は赤く錆びついていたよ。周囲の木々は海水の塩害で赤茶けて枯れていたよ。夏の日差しがキラキラ反射するような、緑の草地なんかじゃなかったよ。
トンネルから出た時に目の前に広がった景色、あそこには瓦礫とともに流されてきた人たちの変わり果てた姿が横たわっていたんじゃないのかな。
まとまった雨が降るまで、辺り一面を覆い尽くした海から運ばれた砂埃が舞う道を、マスクをつけて歩いたよ。道端に積み上げられた『瓦礫』という名のかつての日常生活の山をよけながら歩き続けたよ。

そんな状況のなかで、わたしたちは暮らしていたよ。
その景色を、その臭いを、埃っぽさを、日常生活としてあの時期暮らしてきたよ。


ドラマの中の主要な登場人物はみんな無事だったんだね。
なんでかな、素直によかったねと思えない。
頑張っぺ!と笑う地元の人たちの、あの笑顔で息が苦しくなる。

東北の『今』は、2011年7月のあまちゃんが暮らす浜よりも復興していると言えるんだろうか。



あまちゃんが面白く思えなくなったのは、ドラマの出来でも作りでもなくて、わたしの中にある消化不良な『乗りこえられない思い』なんだっていうのはわかるんだけど。
さて、どうしたものだろうか・・・・・。



今日は手探りしてる『しあわせな明日』だなぁ。








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プロフィール

minako

Author:minako
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宮城県沿岸部の震災被災地で、元気に慎ましく暮らしている筋強直性ジストロフィーのメニエール持ち。
最近めっきり歩けなくなりましたが電動車椅子でお散歩しています。
冬場は基本、冬眠します(^o^)丿

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